教育CSR

Z世代の就職活動を徹底解説!仕事に求めるもの、就活方法、企業からのアプローチの方法まで

Z世代の採用のために知っておいた方がいいことは?
Z世代の就職活動の特徴って?

私たち Study Valleyは、企業パートナーを探している学校と、教育支援を通じて学校とつながりたい企業をEdTechツールでマッチングし、子供たちに深い学びを提供するお手伝いをしています。

そこで企業担当者の方から、上記のような質問をよくいただきます。

そこでこの記事では「Z世代の就職活動」を解説。彼らの価値観から企業に求めるもの、就職活動の具体的な方法を紹介し、企業のアプローチの方法までを徹底解説します。

Z世代はこれまでの世代とは大きく異なる価値観をもっているため、就職活動において彼らの特徴を理解することは重要です。

デジタルネイティブやソーシャルネイティブと呼ばれるZ世代は、就職活動においても企業情報やリアルな情報をSNSなど利用して検索しています。

また自分らしさや個性を尊重する傾向にあるため、会社や社会のために身を削るような働き方は好みません。ワークライフバランスや、自分が楽しいと思える職場環境を重視するため、企業の知名度や収入ではない価値基準で企業を選びます。

会社に所属する意識の低いZ世代も増えたため、企業は変化している価値観を理解し、能動的に人材を獲得するなどの対応が必要となってきました。

この記事を最後まで読むことで、Z世代の価値観を理解し、企業が対応すべき内容が分かるのでぜひ参考にしてください。

目次
Z世代の価値観とは
・Z世代の価値観が生まれた背景を理解しよう
Z世代が就職活動で求めているもの
・自分らしさを最も大切にする価値観
・ワークライフバランスの重視
・企業の理念や社会貢献への関心
・安定性や社会性を重視
・知名度や収入の優先順位の低下
・会社への所属意識の低下
Z世代の就職活動の方法
・SNSの積極的な活用
・就活サイト以外のサービスを使う
・オフラインでリアルな声を聞く
企業のアプローチの方法
・SNSを活用する
・ダイレクトリクルーティングの活用
・会社で働くメリットを提示する
まとめ

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Z世代の価値観とは

Z世代は世界で約1/3の割合を占めるといわれる、1990年半ば〜2010年代生まれの世代のことを指します。

日本のZ世代は大きく以下のような特徴があります。

・デジタルネイティブである
・自分の価値観を重視しブランドにこだわらない
・社会問題・環境問題への関心が高い
・経済感覚は安定志向
・多様性・ダイバーシティの意識が高い
・同調志向がある

Z世代の価値観が生まれた背景を理解しよう

Z世代のこのような価値観の背景には、主に以下のような3つの要因があります。

・不景気の中で成長してきたこと
・多様な価値観を受け入れる教育を受けてきたこと
・生まれたときからインターネット、スマートフォンが身近にあったこと

生まれてからリーマンショックなどの不景気の中で成長してきたZ世代は、堅実で安定志向の経済感覚をもっています。不景気しか経験していないため、社会の右肩上がりの成長には懐疑的であり、逆に成長の負の側面である社会問題や環境問題にも関心があります。

また多様な価値観を受け入れる教育を受けてきていることから、個人の価値観やダイバーシティを尊重します。購買行動においても自分らしさを大切にし、ブランドなどにはあまり興味を持ちません。

Z世代は生まれたときからインターネット、スマートフォンが身近にあったいわゆる「デジタルネイティブ」です。デジタルネイティブであることは、彼らの情報感度を高め、社会問題への関心や多様性を受け入れる価値観を育みます。しかしその反面、SNSによる炎上などにも日常的に触れており、他人の評価に敏感、同調志向があるという一面もあります。

これらZ世代の特徴的な価値観は、就職活動の考え方の軸になっているため、しっかりと理解しておきたいポイントです。

Z世代が就職活動で求めているもの

Z世代の就職活動には、彼らの価値観が現れています。彼らがどのような企業を求め、選んでいるのかについて解説していきます。

自分らしさを最も大切にする価値観

Z世代は多様な価値観に触れ、受け入れる環境で育っているため、個性や自分らしくいることを大切にしています。

仕事で会社や社会のために身を削ったり、身を粉にして働いたりするのではなく「自分がやりたい仕事」や「楽しく働くこと」を重要視しています。年功序列や、理不尽な命令など自分に合わない価値観は納得できないと感じます。

そのため会社の雰囲気や、同僚とのコミュニケーションがしやすい環境かといった、職場の環境面でも働きやすさを求めています。

ワークライフバランスの重視

自分らしく働くことにも共通しますが、Z世代は仕事とプライベートをしっかりと分けるワークライフバランスの考え方が進んでいます。

厳しいノルマなど、個人の生活に影響が出るような働き方は敬遠されてしまうでしょう。過度な残業のように、プライベートな時間を削ってまで働くことには抵抗があるといえます。

コロナ禍以降に一般的になったリモートワークの他、フレックス勤務、有休取得・消化といった、仕事もプライベートも充実させられる職場環境を好みます。

企業の理念や社会貢献への関心

Z世代の特徴の1つとして、テニスの大坂なおみ選手や環境活動家のグレタさんが象徴するように、「社会問題・環境問題への関心が高い」ことがあげられます。SNSの「ハッシュタグ運動」などに参加して他の世代より積極的に意見表明するというデータも。エシカル消費への関心も高めです。もちろん、企業選びでも「社会貢献」が一つのキーワードになります。

彼らは、自分が関わる仕事が社会にどのように影響するのかについて興味を持ち、大切にしています。

実際に、2020年に株式会社ディスコが実施した調査では、就職先企業を選んだ基準として「社会貢献度の高さ」が2019~2021年卒のいずれでも1位という結果が出ました。

さらに株式会社学情の調査では、2023卒の学生の7割以上が、企業が「SDGs」に取り組んでいることを知ると「志望度が上がる」と回答しています。

安定性や社会性を重視

Z世代は不景気の中で成長してきた背景から、リスクを避けて安定を求める傾向があります。

さらに親の世代の不安定な社会環境や雇用環境を見ている影響から、仕事を選ぶ際には安定性を重視しているようです。そのため就職先を選ぶポイントは、企業や職種の安定性が重要となってきます。

知名度や収入の優先順位の低下

安定志向が高いと言われているZ世代ですが、だからといって企業の知名度や年収の良さだけで就職先の判断はしません。

大前提として以下のように、自分に合う会社であることが重要だと考えています。

・自分らしく働ける
・楽しく働ける
・ワークライフバランスが整えられる

そのうえで、成長していく産業であるかをしっかりと見極めて企業を選ぼうとしています。

また好きな場所・好きな時間で自由に働きたいという思想も強く、お金やモノではないものを大切にする価値観が広がっています。

・大手の企業ではなくても自分がやりたい仕事ができる
・給料が高くなくても時間や場所に縛られずに自由に働ける
・残業で稼ぐよりもプライベートの時間を大切にしたい

都会でバリバリ働いて、高い給料をもらうのではなく、自分の人生を楽しめるという視点で仕事を選んでるのです。

会社への所属意識の低下

Z世代は安定志向である半面、会社への所属意識が低い傾向もあります。

終身雇用を前提とした働き方ではなく、自分のスキル・やりたいことを活かした働き方を選びます。

デジタルネイティブであることから、今はインターネットを通じて自分のスキルで仕事をすることは難しくないことを知っています。そのため就職にはこだわらず、スキルを磨けば自分で稼げるフリーランスを目指す人もいます。将来的にフリーランスとして働くため、スキルを身に着けられる仕事を選ぶといった若者も増えています。

フリーランスが求められている背景には、時間や場所にとらわれずに自分の好きな仕事がしたいと考える、つまり「自分の価値観を重視」するZ世代の特徴が表れています。

副業などによってスキルを磨きつつ、会社に依存しない収入を増やすといった働き方も、Z世代の特徴といえます。

Z世代の就職活動の方法

Z世代の就職活動は価値観だけでなく、やり方も従来から大きく変化しているものがあります。ここではZ世代の学生たちがどのようにして就職活動を行い、企業を選んでいるのかについて説明します。

SNSの積極的な活用

Z世代は「ソーシャルネイティブ」とも呼ばれており、多くのZ世代が生まれた時からSNSがある状態でした。そのため情報の収集はネット検索と合わせて、SNSでの検索が一般的です。

就職活動でも気になる企業や、就活の状況をTwitterやInstagramなどのSNSで検索します。SNSでの情報は鮮度が高く、リアルな情報が得られると考えているためです。

企業から一方的に発信される情報だけではなく、企業内での実際の働き方や雰囲気、評判などもSNSを活用して情報を得ています。

就活サイト以外のサービスを使う

Z世代を対象とした就職活動は、これまでの就活サイトをメインに利用していたものから大きく変化しています。長年にわたって就職活動は大手の人材系会社が運営する就活サイトを通じて、学生が企業に応募する形が一般的でした。

しかし、ここ数年ではダイレクトリクルーティングと呼ばれるスカウト型の採用サービスの利用が増えています。

学生は自分のプロフィールや望んでいるキャリア、アピールポイントなどをWebサービス上に公開し、企業側が興味を持った学生に直接オファーします。特にコロナ禍でオンライン就活が増えたこともあり、ダイレクトリクルーティングの需要が増えました

学生はこれまで知らなかった企業との出会いや、自分のプロフィールに興味のある企業から直接オファーがもらえるというメリットが得られます。企業側も自社に必要な人材を能動的に確保できるメリットがあります。

オフラインでリアルな声を聞く

SNSなどインターネットやソーシャルを利用して情報を収集する一方で、オフラインの情報も非常に大事にしています。

就活に関する悩みや、志望業界のリアルな声を聞くためにOB・OG訪問で情報を得たいと考えているようです。

オフラインでの訪問以外にも、オンラインを活用したOB・OG訪問なども活用されています。企業の採用関係者ではなく、自分の働き方を実際にイメージできる身近な存在からの情報を求めている傾向です。

特にコロナ禍ではオンライン説明会が主流となり、会社の雰囲気がより伝わりづらくなってしまいました。そのため「リアルな会社の雰囲気」を知りたいという需要がより高まっています。

企業のアプローチの方法

ここまでZ世代の価値観や就職活動の方法について解説してきましたが、企業はどのように採用活動を行えばよいのでしょうか。今後のZ世代の就職活動の中で、自分たちの会社に合った優秀な人材を獲得するためのアプローチ方法について解説します。

SNSを活用する

Z世代はデジタルネイティブ・ソーシャルネイティブの特徴があるため、企業の採用活動でもSNSの活用は欠かせません。

具体的には以下のような媒体の活用がおすすめです。

・Twitter
・Instagram
・Linkedin
・YouTube

Z世代の学生はSNSのハッシュタグや、企業アカウントからリアルな情報を得ようとしています。企業の理念やビジョンを伝えるコンテンツや、会社の雰囲気が伝わる社員インタビューなど、学生が知りたいと思っている情報の発信が有効です。

動画や画像で情報を入れることに慣れているZ世代にとっては、視覚的に伝えることでより伝えたいメッセージが届きやすくなります。YouTubeのような動画であれば、いつでも・誰でも見られるため、多くの学生に見てもらえる可能性が増えます。

また複数の媒体を使うことで、より多くの学生と接触できる点も、企業にとっては大きなメリットです。

ダイレクトリクルーティングの活用

Z世代を対象としたこれからの採用活動は、ダイレクトリクルーティングの活用が重要になってきます。

学生がスカウトサービスに登録したプロフィールを見て、興味を持った学生に企業が直接コンタクトしてアプローチする採用方法です。

従来の学生が企業に応募してくれるのを待つスタイルでは、優秀な人材が他社に流れてしまう可能性があります。企業が求める人材イメージに近い学生に直接アプローチし、獲得できれば企業側も理想的な採用が行えます。

特にZ世代は自分らしさや個性を大事にしているため、自身のプロフィールを肯定的に受け止める企業に対しては好印象を抱きやすくなります。

企業・学生の両者のミスマッチを減らし、優秀な人材を確保する手法として、ダイレクトリクルーティングの利用は重要だといえます。

会社で働くメリットを提示する

Z世代は会社への所属意識が低いため「なぜその会社で働くのか」のメリットを提示する必要があります。

自分の好きなことや場所・時間の自由を得るため、起業やフリーランスという働き方を志す人が多くなってきました。

松井証券の調べでは理想の働き方として「お金を貯めて独立」との回答がミレニアル世代より10ポイント近く高く、会社に縛られない働き方への意欲が見えます。

引用:なぜZ世代は「副業」や「起業」、「早期退職」に憧れる? デジタルが変えた「職業観」とは(bizble)

ちなみに海外ではこの傾向はさらに顕著で、Z世代の65%が、「すでに自身のビジネスを始めた(始めるつもりだ)」と回答しています(Spotify調べ)。

そのため、会社に就職することで得られるものや、体験できるものなどを以下のように具体的に説明できるようにしましょう。

・会社を通じて実現できる仕事
・得られるスキル
・経験できるもの
・出会える人

またZ世代は自身のプライベートも重視する傾向があるため、会社での働き方においてリモートワークやフレックスタイムのような選択肢があれば、積極的にアピールするとよいでしょう。働く環境やプライベートをより尊重できる労働環境は、Z世代にとって大きな魅力です。

まとめ

自分らしさを非常に大切にするZ世代は、企業のネームバリューや収入などの要素は、相対的に重要視されなくなってきました。代わって、企業の社会貢献性や、ワークライフバランスを重視する彼らの価値観をt理解する必要があります。

さらに、終身雇用で会社に所属するという働き方だけではなく、自由ややりがいを求めて起業やフリーランスのようにスキルを身に着けて働くことを目指す自立心を持つ人もいます。

今後の労働の中心となるZ世代の優秀な人材を獲得することは、企業の将来を左右するといえます。今後の人材戦略を考えるうえで、従来の会社のありかたや労働環境を見直す必要もあります。

Z世代の働き方や価値観や特徴をしっかりと理解し、相互にとって有益な関係になれるようにしていきましょう。

Z世代のリアルな声を聞くには?

Z世代を知るには、実際にZ世代と交流し、リアルな声を聞くのが最も有効。多くの若者と交流できる場所として学校があります。しかし、企業が学校との接点を持つことは簡単ではありません。

みなさんは教育CSRという言葉をご存じでしょうか。企業が、事業の強みを生かして学校教育を支援する活動の事です。私たちStudy Valleyは企業パートナーを探している学校と、教育支援を通じて学校とつながりたい企業をEdTechツールでマッチングし、子供たちに深い学びを提供するお手伝いをしています。

企業が学校で講演をする、専門性を活かして出前授業をする、などの活動を通じてZ世代の若者たちと接点を持ちませんか?貢献を通じて自社のブランディングや採用に活かしている企業もあります。気になる方はぜひ一度、Study Valleyにお問合せ下さい。

参考サイト一覧
>Z世代は社会運動に積極的 10代の7割「参加したい」(朝日新聞)
>2019年 デロイト ミレニアル年次調査社会不和と技術革新によりディスラプトされた世代CULTURE NEXT 2020(Spotify)
>なぜZ世代は「副業」や「起業」、「早期退職」に憧れる? デジタルが変えた「職業観」とは(bizble)
>「初任給」と「理想的な働き方」に関する世代別の実態調査(松井証券)
>コロナがきっかけに…新卒でも「スカウト型採用」増加のワケ(DIAMOND online)
>【2023年卒】7割以上が、「SDGs」に取り組む企業は、就職活動で「志望度が上がる」と回答。20代社会人よりも、22.6ポイント高い結果に。「SDGs」認知率は、95.9%。(Prtimes)
>就活生の企業選びとSDGsに関する調査(2020年8月)(DISCO)
>エシカル消費をリードする日本の若年層。その消費と価値観に迫る!(電通報)

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【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社StudyValley代表

田中 悠樹|株式会社StudyValley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社StudyValleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。