2021年11月21日(日)、一般社団法人教育イノベーション協議会が主催する「Edvation x Summit 2021 Online 〜Beyond GIGA〜」ー教育×テクノロジーに関する国際カンファレンスー に弊社代表の田中が登壇しました。
講演は「Edvation Open Lab 次代の教育イノベーターが描くビジョンとは?」と題しまして、「Edvation Open Lab」(経済産業省委託事業)のキックオフとして、次代のイノベーター約20名が集結。ピッチを行い、未来の教育をどのように創造するのか、革新的なソリューションやそのアイデアなど、独自の切り口でビジョンを語りました。
【登壇者情報】
田中悠樹(株式会社 Study Valley 代表取締役 CEO) 他19社
浅野大介(経済産業省サービス政策課長(兼)教育産業室長/デジタル庁参事官)
佐藤昌宏(一般社団法人 教育イノベーション協議会 代表理事 デジタルハリウッド大学 教授・学長補佐)
石田紗英子(フリーアナウンサー)
ピッチ内容の簡単なご紹介と、佐藤様、浅野様とのトークセッションの様子をご紹介させていただきます。
TimeTactについてピッチで発表


弊社の主力サービスである探究学習支援システム「TimeTact」についてピッチを行わせていただきました。
「TimeTact」とは、探究学習を進める際に必要な教材やノウハウのみならず、今まで気軽に繋がることができなかった民間企業との連携が実現できるプラットフォームです。身の回りにある課題を起点に、社会と繋がることで教室に閉じない、社会に開かれた学びの場を提供します。
このプラットフォームを活用することで専門的知識の習得と、創造的で論理的な思考の掛け合わせによって社会の課題やその解決策を見出す力を養います。




実際に高校で「仮想通貨」をテーマに行ったワークショップの様子なども紹介いたしました。
トークセッション


佐藤様と浅野様とのトークセッションをさせていただきました。
伸びしろ・改善点について


佐藤様
STEAMライブラリーも採択されていて、ベンチャーの中ではかなり完成に近い所まで来ている印象がありますが、事業を通してこれからの伸びしろや改善はどのようなところをお考えですか?
田中
われわれは創業2年のスタートアップですが、おかげさまでいろんな学校や先生方から助言をいただいて事業開発を行っています。ただ、私たちはまだIT企業というところから抜け出せていないので、学校現場、プロフェッショナルの先生方からフィードバックをいただき、真に教育現場にフィッティングするツールを作っていきたいと考えております。
プラットフォームの価値と壁について


浅野様
探究というものについて、プラットフォームが一番提供すべき価値と、越えないといけない壁は何だと思いますか?
田中
「興味・関心が繋がること」です。それは生徒同士もですし、先生同士の興味・関心もつながるプラットフォームにしなければならないと思っています。
ただそこで壁になるのは、教科の延長線を越えられない学校がたくさんあるんですね。プラットフォームがなくても、教材を買って勉強すればいいだろう、と言われてしまうと、なかなか反論できない。それは」われわれがまだIT企業の殻を敗れていないし、それはまだ先生方からお話を聞かせていただいて、勉強させていただきながらというフェーズなのかなと思います。
浅野様
それを解決するのはコミュニティづくりなんでしょうか?
田中
コミュニティもそうですし、先生方が一歩踏み出してみて、こんな世界あるんだ、ということを見せられる機能が提供できたら、どんどん先生たち自身が学んでいけるプラットフォームにできるんじゃないかなと思います。

