生徒一人ひとりの進捗、Excel管理に限界を感じていませんか?探究指導のDX最前線
「また今日も残業だ…」探究学習の進捗管理をExcelで行っている先生方から、こんな声をよく聞きます。高校教員の86.8%が「生徒への評価が難しい」と感じている探究学習。生徒40人分の進捗を手作業で管理し、一人ひとり異なるテーマや進度に対応するのは、もはや限界ではないでしょうか。
本記事では、探究学習における進捗管理の課題と、Excel管理の限界、そして教育DXがもたらす革新的な解決策について、最新の事例とともに解説します。多忙な先生方の業務負荷を劇的に軽減し、より質の高い探究指導を実現する方法をお伝えします。

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当メディアを運営する私たちStudy Valleyは「社会とつながる探究学習」を合言葉に、全国の高等学校様へ、探究スペシャリストによる探究支援と、社会とつながるICTツール「高校向け探究学習サービス『TimeTact』」を提供しています。
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探究学習における進捗管理の複雑さ:なぜこんなに大変なのか
2022年度から必修化された「総合的な探究の時間」。しかし、現場の先生方は様々な課題に直面しています。一般社団法人英語4技能・探究学習推進協会の調査によると、探究学習における課題として以下が挙げられています:
- 生徒への評価が難しい(86.8%)
- 指導内容に不安が残る
- 指導計画の作成・遂行が難しい
- 推奨される企業や地域連携が困難
- 多くの時間を割かなければならない
特に進捗管理において難しいのは、生徒一人ひとりが異なるテーマで、異なるペースで学習を進めているという点です。従来の一斉授業とは異なり、40人いれば40通りの進捗があり、それぞれに適切なフィードバックが必要となります。
評価の難しさ:プロセスをどう可視化するか
探究学習では、最終的な成果物だけでなく、「どのようにして課題を設定したか」「どのようにして情報を収集したか」「どのようにして情報を整理・分析したか」といったプロセスの評価が重要です。しかし、これらのプロセスは目に見えにくく、記録・管理することが困難です。
ある高校の探究担当教員は次のように語ります:「生徒の思考プロセスを追いかけるのは本当に大変です。週1回の授業で40人分の進捗を把握し、それぞれに適切なアドバイスをするのは、正直言って不可能に近い」
Excel管理の限界:もう手作業では追いつかない
多くの学校では、探究学習の進捗管理にExcelを使用しています。確かにExcelは便利なツールですが、探究学習のような複雑な管理には限界があります。
Excel管理で起こる5つの問題
- データ入力の手間
生徒一人ひとりの活動記録を手作業で転記する必要があり、40人分となると膨大な時間がかかります。 - リアルタイム性の欠如
生徒の最新の状況を把握するには、都度ファイルを開いて確認する必要があり、タイムリーな指導が困難です。 - 共有の難しさ
複数の教員で指導する場合、ファイルの共有や同時編集でトラブルが発生しやすくなります。 - 分析の限界
生徒の成長過程や課題を可視化するには、複雑な関数やグラフ作成が必要で、専門知識がないと難しいです。 - ヒューマンエラーのリスク
手入力によるミスや、誤って数式を消してしまうなど、人為的なミスが発生しやすくなります。
実際に、ある学校では「Excel管理に1日2時間以上費やしていたが、それでも生徒の進捗を正確に把握できていなかった」という事例も報告されています。
増え続ける管理項目
探究学習で管理すべき項目は多岐にわたります:
- 探究テーマと問いの設定状況
- 情報収集の進捗と使用した資料
- 仮説と検証の過程
- 中間発表での評価とフィードバック
- 外部連携先とのやり取り記録
- 最終成果物の作成状況
- 自己評価と振り返りの記録
これらすべてをExcelで管理しようとすると、シートが複雑化し、かえって使いづらくなってしまいます。
教育DXがもたらす革新:デジタル化から変革へ
こうした課題を解決するのが、教育DX(デジタルトランスフォーメーション)です。文部科学省は、単なるデジタル化ではなく、デジタル技術を活用して学校教育を変革することを目指しています。
GIGAスクール構想からアフターGIGAへ
2021年にはほぼすべての公立小中学校で、2023年には7割以上の高等学校で1人1台端末が実現しました。しかし、端末を導入しただけでは教育DXは実現しません。重要なのは、これらのツールを活用して、教育の在り方そのものを変革することです。
文部科学省は教育DXの推進において、以下の3本柱を掲げています:
- 教育データの意味や定義を揃える「標準化」(ルール)
- 基盤的ツール(MEXCBT、EduSurvey)の整備(ツール)
- 教育データの分析・利活用の推進(利活用)
探究学習における教育DXの可能性
教育DXによって、探究学習の進捗管理は劇的に変化します:
- 自動化による業務効率化:データ入力や集計作業の自動化
- リアルタイムな情報共有:生徒の最新状況を即座に把握
- データに基づく個別指導:AIによる分析で一人ひとりに最適な支援
- 協働的な指導体制:複数教員での情報共有がスムーズに
Study Valley TimeTactが実現する、探究指導の新しい形
探究学習支援プラットフォーム「TimeTact」は、教員の業務負荷を95%軽減しながら、質の高い探究学習を実現するツールです。400校以上の導入実績を持ち、探究学習に特化したAIを搭載しています。
TimeTactが解決する5つの課題
- 進捗管理の自動化
生徒がプラットフォーム上で活動するだけで、自動的に進捗が記録されます。教員は管理画面で全体の状況を一目で把握できます。 - AIによる即時フィードバック
探究学習に特化したAIが、生徒の活動に対して10秒以内にフィードバックを提供。教員の負担を軽減しながら、生徒の学びを促進します。 - 個別最適化された支援
生徒一人ひとりの進捗や理解度に応じて、最適な課題や資料を自動提案。170以上の教材から選択可能です。 - 外部連携の簡易化
企業や大学との連携を自動マッチング。アポイント調整から実施後の振り返りまでサポートします。 - 評価の可視化
探究のプロセスを自動的に記録し、ルーブリックに基づいた評価を支援。成長の軌跡が一目でわかります。
導入校の声:劇的な変化の実例
TimeTactを導入した学校からは、以下のような声が寄せられています:
- 「Excel管理に費やしていた時間が1日2時間から10分に短縮されました。その分、生徒との対話に時間を使えるようになりました」(公立高校・探究主任)
- 「不登校の生徒もオンラインで探究学習に参加できるようになり、学習の継続性が保たれています」(私立高校・教務主任)
- 「生徒の思考プロセスが可視化され、適切なタイミングでアドバイスができるようになりました」(公立高校・探究担当)
- 「複数の教員で情報共有がスムーズになり、チームティーチングが効果的に行えています」(私立高校・学年主任)
具体的な活用シーン
1. 朝の10分チェック
管理画面を開くだけで、40人分の進捗状況が色分けされて表示。支援が必要な生徒が一目でわかります。
2. 授業中のリアルタイム支援
生徒がタブレットで作業している間、教員は管理画面でリアルタイムに進捗を確認。必要に応じて個別にコメントを送信できます。
3. 評価材料の自動収集
学期末の評価時には、各生徒の活動履歴が時系列で表示。プロセス評価の根拠が明確になります。
4. 保護者への情報共有
生徒の学習状況を保護者アカウントから確認可能。三者面談での説明もスムーズに行えます。
まとめ:今こそ探究指導をアップデートする時
探究学習の進捗管理において、Excel管理はもはや限界に来ています。生徒一人ひとりの多様な学びに対応し、質の高い指導を行うためには、教育DXの活用が不可欠です。
Study Valley TimeTactは、単なるデジタル化ツールではありません。探究学習の本質を理解し、教員の専門性を最大限に活かしながら、業務負荷を95%軽減する革新的なプラットフォームです。
多忙な日々に追われ、本来やりたかった「生徒一人ひとりと向き合う指導」ができていないと感じている先生方。今こそ、探究指導の方法をアップデートし、教育の本質に立ち返る時ではないでしょうか。
TimeTactがあれば、データ管理に費やしていた時間を、生徒との対話や教材研究に充てることができます。それこそが、真の教育DXがもたらす価値なのです。
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【この記事の監修者】
田中 悠樹|株式会社Study Valley代表
東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。