探究学習

学習支援ツールおすすめ23選!失敗しない導入前チェックリスト付き

残業が多くて・・・授業をもっと効率化できないかな
学習支援ツールがたくさんあるのは知ってるけど選べない!

授業を効率化し、個別最適な学習を支援する、学習支援ツールがたくさんあります。GIGAスクール構想で配布されたタブレットと支援ツールをうまく活用して、授業準備の負担から解放され、子供たちにもっと良い学習環境を提供しませんか?

この記事では、おすすめの学習支援ツール23選を目的別に紹介、さらに導入時のチェックリストまでを解説します。

目次
学習支援ツールとは?
学習支援ツール(目的別)おすすめ23選
・特定の学習・教科に特化した学習支援ツール11選
・オンライン授業、動画配信のための学習支援ツール3選
・様々な角度から授業を支援する学習支援ツール9選
失敗しない!学習支援ツール導入前のチェックリスト
まとめ

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学習支援ツールとは?

学習支援ツールとは、教科や特定の学習を支援したり、ある機能に特化した学習ツールです。似た言葉に「校務支援システム」「学習支援ツール」がありますが、当メディアでは以下のように使い分けています。ここで紹介するのは「学習支援ツール」です。

名称特徴導入決定者
校務支援
システム
校務全般を支援。授業計画作成、生徒の個人情報管理など教育委員会
校長 等
授業支援
システム
授業全般を支援。オンライン授業、教材作成・配布、チャット機能など校長
管理職 等
学習支援
ツール
教科や探究など個別の学習を支援。英語スピーキングに特化、プログラミングに特化、デジタル辞書ツールなど管理職
教科担当 等

*授業支援システムについてはこちらの記事をご覧ください。
>授業支援システムおすすめ5選!失敗しない導入手順とポイント解説付き

学習支援ツールおすすめ23選

ここからは、おすすめの学習支援ツール23選をご紹介します。用途別にまとめていますので、導入目的に合わせてご覧ください。

おすすめの学習支援ツール23選一覧

特定の学習・教科に
特化したツール11選
TimeTact(探究)
ロイロノート SCHOOL(英語)
Repea Talk(英語)
SPTR(英語)
ことばキャンパス(国語)
地図太郎Lite for Education(地理)
Springin’ Classroom(プログラミング教材)
Flat for Education(音楽)
Monoxer(記憶アプリ)
DQ World(デジタル教育)
EduPath(非認知能力向上)
オンライン授業、動画配信のためのツール3選VQS COLLABO(オンライン授業支援)
Video+(動画教材作成配信)
ナレッジデリ(動画教材作成配信)
様々な角度から授業を
支援するツール9選
Clica(アンケート)
AIAIモンキー(話し合い支援)
ジャパンナレッジSchool(辞書)
特性診断KATS for Study
Admissions(SNS)
Edmodo(SNS)
STOPit(報告ツール)
SENSEIノート(先先生向けサービス)
Findアクティブラーナー(先生向けサービス)

特定の学習・教科に特化した学習支援ツール11選

英語や国語、探究、デジタル教育といった特定の強化や学習に特化した学習支援ツールです。特化といっても、中には汎用的な機能を持つツールもあります。どの機能が必要か、必要でないか迷わないように、あらかじめ導入目的を明確にしておくことがポイントです。

Time Tact(タイムタクト)|探究

引用:Time Tact

ここがポイント
・総合学習、探究学習、PBL(プロジェクト型学習)に特化
・外部連携機能で学校外の専門家からフィードバックがもらえる
・経済産業省「STEAMライブラリー」、Google Classroomと連携

Time Tact(タイムタクト)は探究学習に特化した学習支援ツールです。TimeTactは、計画作成、出欠管理、評価、課題提出機能等に加え、外部連携機能があるのが特徴です。生徒は自分の探究成果に対して、学校外の専門家からフィードバックが得られます。

開発会社のStudy Valleyは、経済産業省が提供する「STEAMライブラリー」の構築事業者でもあるため、STEAMライブラリーとTimeTactは連携でき、ゼロから探究を始める学校でも、STEAMライブラリーの教材を使用して授業をスタートできます。また、オリジナルの探究教材も搭載されているので、様々なバリエーションの中から探究の目的や生徒の学年やレベルに合わせて教材を選ぶことができます。

ツール名TimeTact(探究)
ジャンル総合的な学習の時間、総合的な探究の時間
提供会社株式会社Study Valley
対象小学校、中学校、高等学校、専門学校、プロジェクト型学習
導入実績大妻多摩高等学校、篠崎高等学校、横浜翠陵中学・高等学校、福島県矢祭町ほか
費用要問合せ。無料トライアルあり

ロイロノート SCHOOL|英語

引用:ロイロノート・スクール

ここがポイント
・「思考力」「プレゼン力」「英語4技能」を育てるツール
・ポートフォリオ機能で資料、動画、振り返りを蓄積
・「シンキングツール」によって思考力を育む

ロイロノート SCHOOLは、「思考力」「プレゼン力」「英語4技能」育てる学習支援ツールです。教材配信・回収や理解度把握、クラス管理などの汎用的な機能に加え、録画、スピード調整機能つき再生機能など英語力を育成する機能が充実しています。

アイデアをカード化して整理・編集し、思考・判断・表現力を鍛える「シンキングツール」も備えています。

ツール名ロイロノート SCHOOL(英語)
ジャンル英語
提供会社株式会社LoiLo
対象小学校、中学校、高等学校、大学、教員
導入実績日本全国で1000校以上、アジアや欧米の学校にも導入実績あり
費用要問合せ

Repea Talk|英語

引用:リピートーク / RepeaTalk

ここがポイント
・音読指導に特化したアプリ
・手元にある英語教材がそのまま使える
・AIによるフィードバック機能、カスタマーサクセスによるサポートで成果を支援

RepeaTalk(リピートーク)は英語の音読指導に特化したアプリです。先生が出した音読課題を生徒が録音して提出します。手元にある教材がそのまま使えるため、学習の継続につながります。

AIによるフィードバック機能があり、先生の業務をサポートします。カスタマーサクセスによるサポートもあり、英語力向上に伴走します。

ツール名Repea Talk(英語)
ジャンル英語
提供会社コトバンク株式会社
対象小学校、中学校、高等学校、大学
導入実績野中学校、頌栄女子学院 中学校・高等学校など300校(約2.5万人)
費用学校法人の場合:月額600円/1ユーザー様 (年間契約時)

SPTR|英語

引用:スパトレ

ここがポイント
・第二言語習得論に基づく英語学習をオンラインで提供
・市販教材(約100冊、4千種類以上)に対応
・予習復習が必須で実力アップにつながりやすい

SPTR(スパトレ)はオンライン英語学習を提供するツールです。市販教材(約100冊、4千種類以上)に対応しているため、すでに授業で使っている教材をそのまま使用できます。

また、予習復習が必須で実力アップにつながりやすいカリキュラムになっています。

ツール名SPTR(英語)
ジャンル英語
提供会社SPTR(スパトレ)
対象小学生、中学生、高校生、大学生、社会人教育、教員等
費用週1回25分月額1,800円
1日1回25分月額2,980円
1日何度でも月額4,980円

ことばキャンパス|国語

引用:ことばキャンバス

ここがポイント
・アプリインストールなしで、どこでも使える
・小学校の作文作成に特化
・学校の枠を超えたコミュニケーション機能、イベント参加機能も充実

ことばキャンバスは小学校の作文作成に特化した学習支援ツールです。ツール内は遊び心あるゲームのようなデザインで子供の興味を刺激します。

先生独自の作文課題や評価設定が行えるほか、先生と児童、児童同士、さらに学校の枠を超えてことばキャンパスユーザ同士がオンラインイベントや作文コンクールに参加、交流できる機能があります。

ツール名ことばキャンパス(国語)
ジャンル国語
提供会社株式会社Night Zookeeper
対象小学校
費用要問合せ

地図太郎Lite for Education|地理

引用:地図太郎Lite for Education

ここがポイント
・ GISによる地図を用いた教材や資料を簡単に作成可能
・最新の統計データと搭載。統計情報を地図上に視覚的に表示する機能も
・シンプルで直感的に操作できる設計

地図太郎Lite for Educationは、GIS(Geographic Information System)による地図を用いた教材や資料を簡単に作成可能な学習支援ツールです。

すぐに使えるコンテンツが100以上あり、直感的な操作で教材や資料が作成できます。

「データブック オブ・ザ・ワールド」(二宮書店)から厳選した最新主要統計データを搭載。地図を統計情報に合わせて塗り分けたり、統計から取得した情報を地図上にグラフとして表示する機能も。

地理の授業だけなく、公民やそうごうのじ総合の時間にも活用できます。

ツール名地図太郎Lite for Education(地理)
ジャンル地理
提供会社東京カートグラフィック株式会社
対象高等学校、小学校、中学校、大学
導入実績公立および私立 中学・高校 約180校で利用(計9100ライセンス) ※2022年2月1日現在
費用要問合せ

Springin’ Classroom|プログラミング教材

引用:Springin’ Classroom(スプリンギンクラスルーム)

ここがポイント
・ゲームをつくりながら直感的にプログラミングを学べる
・作品の保存・共有に使える便利なクラウドサーバ付き
・小学校・中学校などのICT端末にインストールするだけで無料で使える

Springin’ Classroomは文字を使わずに直感的に学べるプログラミング教材です。

ゲームや動く絵本などをつくりながらプログラミングを学べるテキスト教材をはじめ、小学校での授業に役立つ学習指導案などの教材が含まれます。いずれも小学校低学年から取り組むことができる内容です。

子ども達は自らの溢れるアイデアをカタチにしながら「プログラミング的思考力」や「創造的思考力」「試行錯誤力」だけではなく、「デザイン思考力」「物語力」「表現力」「マーケティング思考力」など、「創造社会」とも呼ばれているSociety 5.0時代に必要とされる「ゼロから価値を生み出す」チカラを楽しみながら身につけることができます。

ツール名Springin’ Classroom(プログラミング教材)
ジャンルプログラミング教材
提供会社株式会社しくみデザイン
対象幼児教育、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、大学、社会人、教員、学校管理者
導入実績フリープランを含めて500件以上の事業者・学校(2022年1月末時点)
費用基本料金は無料(クラウド保存500点の制限)
クラウド保存容量が不足した場合、有料プランにアップグレード。
ベーシックプラン:39,600円~/年
バックプラン:264,000~/年
スペシャルプラン:762,000~/年

Flat for Education|音楽

引用:音楽学習プラットフォームFlat for Education

ここがポイント
・楽しく音楽を学べる課題
・自動採点ワークシート付き。先生の支援も簡単
・プラットフォーム上で生徒が簡単に演奏や歌声を録音・提出できる

Flat for Educationは最新機能と使いやすさを兼ね備えた、クラウド型の音楽学習プラットフォームです。生徒が積極的に授業に参加し、興味を持って学習できるようにデザインされています。

白紙状態の楽譜からの自由な創作、事前作成した楽譜をテンプレートとしたアレンジ課題の作成や、出題する問題のテーマや配点を選択してワークシートの自動作成が可能で、生徒の関心や習得度に沿った課題を設定できます。

また、採点もツール上で簡単にでき、Google Classroomなどとの連携もできるため評価等も簡単に行えます。課題に対するライブコメント機能やスマートな課題管理機能があり、生徒の成熟度に合わせた支援も簡単です。

ツール名Flat for Education(音楽)
ジャンル音楽
提供会社Tutteo
対象小学校、中学校、高等学校
導入実績全世界5,000以上の教育機関で利用
費用1人あたり250円/年

Monoxer|記憶アプリ

引用:Monoxer

ここがポイント
・ Web上で様々な科目や学年に合わせた問題集を簡単に作成・購入
・適切な難易度の問題を自動作成
・生徒の学習履歴、記憶度をリアルタイムで確認でき、学習フォローが可能

Monoxer(モノグサ)は、学習者の「記憶定着」をサポートする学習サービスです。

AIによって一人ひとりの記憶状況から得意、不得意を把握し、英単語、漢字、歴史、数式などの憶えたい内容をその人にとって最適な形で出題し、学習の個別最適化、定着度の可視化を実現します。

生徒の自学自習における記憶定着のサポートと先生のフォローをより簡単にできます。

ツール名Monoxer(記憶アプリ)
ジャンル記憶アプリ
提供会社モノグサ株式会社
対象幼児教育、小学校、中学校、高等学校、大学、社会人教育
導入実績導入教室数3,400以上 ※2021年12月現在
費用要問合せ

DQ World|デジタル教育

引用:DQ World

ここがポイント
・8~12歳児向けのデジタル市民におけるオンライン学習プログラム
・プライバシーの扱いやネットいじめについてなど8項目についての学習が可能
・ロールプレイングゲームの構成となっており、楽しみながら学習ができる

DQ Worldは、DQ能力の向上に貢献できるサービスです。 DQとは、情報リテラシー/情報モラル/デジタルスキルにおける新世界基準であり、OECDのEducation 2030に準じています。ネット上の危険を避けながらデジタルを最大限利用するのに必要な力です。

プライバシーの扱いやネットいじめについてなど8項目について、ロールプレイング形式で学習ができます。

ツール名DQ World(デジタル教育)
ジャンルデジタル教育
提供会社株式会社サイバーフェリックス
対象小学校、中学校、高等学校、学習塾、保護者
導入実績全国154校への導入 ※2022年3月時点
費用要問合せ

EduPath|非認知能力向上

引用:EduPath

ここがポイント
・「非認知能力」を可視化し、生徒一人ひとりが持つ能力を把握
・適切なコーチングによって「非認知能力」を伸ばす
・先生や保護者の皆さま向けにもサポート

EduPathは、生徒の非認知能力を可視化して、適正なコーチング・生徒管理ができる成長支援サービスです。非認知能力は目標に向かって頑張る力や人とうまく関わる力など、個人の特性による能力を指し、生涯の学びの土台となります。

クラウド上で非認知能力のサポートを行い、属人的な教育ではなく、生徒の強み・資質から最適な教育を行い、生徒が成長できる環境づくりをサポートします

ツール名EduPath(非認知能力向上)
ジャンル非認知能力向上
提供会社Edv Future株式会社
対象中学校、高等学校、学校管理者
費用要問合せ

オンライン授業、動画配信のための学習支援ツール3選

オンライン授業を支援するツールです。単純に映像のリアルタイム配信だけなら、無料のツールもありますが、アーカイブ機能、閲覧状況把握機能、動画教材作成機能など、オンライン授業を多角的にサポートできるのが特徴です。

VQS COLLABO|オンライン授業支援

引用:VQS COLLABO

ここがポイント
・人の話し声だけでなく、BGMなどの音楽や環境音さえも相手に届ける音質
・通信回線を選ばない
・音声・映像及び会議資料は暗号化され安心

VQS COLLABOは、音質に重点を置いた純国産のネット会議・遠隔授業プラットフォームです。音声映像共に質が良く、安定しており、オンライン授業の質を上げることができます。ウェビナーの種類はカスタマイズ可能で、授業にも個人指導にも使用することができます。

さらにセキュリティ確保のため、音声・映像及び会議資料は暗号化処理されています。これらの技術は自社・日本国内にて開発されており、カスタマイズにも対応できます。

ツール名VQS COLLABO(オンライン授業支援)
ジャンルオンライン授業支援
提供会社株式会社オサム インビジョン テクノロジー
対象教師、学校、塾、企業
費用要問合せ

Video+|動画教材作成配信

引用:Video+

ここがポイント
・テロップやメモ、効果音機能などを使って動画学習を促進
・動画内にクイズを埋め込み理解度を計測できる
・動画内検索機能で見たい部分を簡単に検索

Video+は動画教材作成配信システムです。

不要な部分をカットする一般的な編集機能に加え、テロップやメモ、効果音を挿入でき、動画学習を促進します。

また、動画内にクイズを埋め込む機能があり、動画の理解度を計測することができます。長時間のビデオは、見たい場所が見つかりにくいというデメリットがありますが、テロップやメモなどを時間軸順で一覧する「StoryStream」により、学びたい部分を簡単に検索できます。

ツール名Video+
ジャンル動画教材作成配信
提供会社株式会社デジタル・ナレッジ
対象小学校(低学年・中学年・高学年)、中学校、高等学校、特別支援、大学・社会人、その他
費用・ミニマムプラン 基本料金:29,800円/月 (税別) ・スタンダードプラン 基本料金:79,800円/月 (税別)
・エンタープライズプラン 基本料金:248,000円/月 (税別) その他、要問合せ

ナレッジデリ|動画教材作成配信

引用:ナレッジデリ

ここがポイント
・Webブラウザで利用でき、導入・操作が簡単
・授業動画の閲覧状況、テストの受講状況などを一元管理できる
・英語、中国語に対応し、外国人講師による動画教材作成も可能

ナレッジデリは、動画教材作成・配信ツールです。

Webブラウザ(IE、Chrome、Safariなど)で利用できるため、ソフトのインストールや、面倒な更新作業などは不要です。動画の作成、配信だけでなく、授業動画の閲覧状況、テストの受講状況などを一元管理でき、ナレッジマネジメントが容易に行えます。

英語、中国語に対応しているため、外国人講師による語学学習用の動画教材作成も可能です。

ツール名ナレッジデリ(動画教材作成配信)
ジャンル動画教材作成配信
提供会社株式会社デジタル・ナレッジ
対象小学校(低学年・中学年・高学年)、中学校、高等学校、特別支援、大学・社会人、その他
費用価格例:200名/860,000円(年額・税別) その他、要相談

様々な角度から授業を支援するツール8選

ここからは、特徴的な機能を持つ学習支援ツール8選を紹介します。教科特化にはない、さらに個性的なツールがあります。

Clica(クリカ)|アンケート

引用:Clica

ここがポイント
・45万人が利用する無料アンケートツール
・ライブ配信、教材配信も可能
・有料で生徒管理機能の追加などアップグレードにも対応

Clica(クリカ)は、無料で使えるアンケートツールを中心とした支援ツールです。

受講者の反応がわかりにくい大人数の講義でも、リアルタイムで意見を収集し、回答を共有することができます。参加者同士でディスカッションすることもでき、アクティブ・ラーニングを実現します。

ライブ配信や、教材配信も可能で、有料で生徒管理機能の追加など教育機関向けに本格的なアップグレードも可能です。

ツール名Clica
ジャンル多機能
提供会社株式会社デジタル・ナレッジ
対象すべて利用可能
導入実績45万人が利用中
費用標準機能無料、個別カスタマイズは有料

 

AIAIモンキー(アイアイモンキー)|話し合い支援

引用:AIAIモンキー

ここがポイント
・キーワードを可視化し、多様な意見に触れる
・意見を集計し、傾向を瞬時に把握
・結果をディスカッションに活かせる

AIAIモンキー(アイアイモンキー)は児童生徒の話し合い活動をサポートするツールです。

「わくわくの実」という、キーワードを可視化する機能では、子供たちが入力した意見を形態素分析という方法によって品詞分解し、出現頻度の高い順に円で表示します。

表集計も瞬時に行えるため、生徒は多様な意見をわかりやすく認識でき、ディスカッションに活かすことができます。

ツール名AIAIモンキー
ジャンル話し合い支援
提供会社株式会社アクティブブレインズ
対象小学校、中学校、高等学校、大学、社会人教育
導入実績導入校:177校
ご利用人数:累計約8万人
主な導入先:東京都千代田区、文京区、荒川区、葛飾区等
費用要問合せ

ジャパンナレッジSchool|辞書

引用:ジャパンナレッジSchool

ここがポイント
・全49種類・732冊の辞書、新書、統計資料などが一括検索/閲覧できる
・アプリインストール不要で、ネットがあればどこでも使える
・定期的にコンテンツがアップデートされる

ジャパンナレッジSchoolはインターネットで利用できる「オンライン図書館」です。

全49種類・732冊の辞書・事典、参考書、新書、統計資料など全49種類・732冊が一括検索/閲覧できます。一般的な辞書ツールと違い、岩波新書や講談社ブルーバックスなど新書も読めるのも特徴。

アプリやソフトのインストールは不要で、インターネットがあればいつでもどこでも利用可能。コンテンツは定期的にアップデートされ、資料が随時、追加されています。

ツール名ジャパンナレッジSchool(辞書)
ジャンルオンライン辞書
提供会社株式会社ネットアドバンス
対象すべて
導入実績西武学園文理高等学校、大成高等学校、京都産業大学附属中学校・高等学校ほか
費用要問合せ

特性診断KATS for Study|特性診断

引用:特性診断KATS for Study

ここがポイント
・「三匹のこぶた」を題材にしたユニークな質問で特性を診断
・小学生から大人まで10万人以上の受診実績
・一人ひとりの心理と思考に「最適な学び」を提案

性質特性・思考特性・行動特性・重点価値基準・視座・時間軸に関する特性診断から、性格を4つのタイプに分類。タイプに合わせたコミュニケーションや指導の在り方を提案します。

「三匹のこぶた」を題材にしたユニークな質問で、恣意性を排した正確な診断が可能に。

10万人以上の受診実績があり、学校以外にも、仕事の適性診断なども採用されています。

ツール名特性診断KATS for Study(特性診断)
ジャンル特性診断
提供会社株式会社エスワイティ
対象中学校、高等学校、大学、社会人教育、教員
導入実績小学生から大人まで10万人以上
費用診断費用(診断1件あたり単価×人数)

Admissions|SNS

引用:Admissions(未来の教室 EdTechサービス一覧)

ここがポイント
・中高生限定のSNSアプリで世代を限定したコミュニケーションが取れる
・資格や勉強時間で競争できる機能で学習意欲を刺激
・大学からスカウトを受け取れる機能も

Admissionsは中高生限定のSNSアプリです。プロフィールなどで同世代をつながり、自由にコミュニケーションが取れます。資格や勉強時間を共有し、競争しあえる機能があり、学習意欲を刺激できます。また、登録のスペックに応じて大学からスカウトを受け取れる機能も。自分に合った大学について情報を得たり探すことができます。

ツール名Admissions(SNS)
ジャンルSNS
提供会社株式会社Lacicu
対象中学生、高校生
導入実績中学生、高校生 法政大学、駒澤大学、成蹊大学、芝浦工業大学、二松学舎大学、北里大学、立命館アジア太平洋大学、大正大学、横浜薬科大学、聖路加国際大学
費用学生は無償。教育機関は有償(要問合せ)

Edmodo|SNS

引用:Edmodo

ここがポイント
・世界190か国、8,400万ユーザーが利用する無料の教育SNS
・生徒全員の意見や回答をリアルタイム共有
・自宅でも教材、テストが受けられる

Edmodoは世界190か国、8,400万ユーザーが利用する教育SNSです。クラス内はもちろん、先生同士がつながれるオープングループもあり、先生の学びの場としても活用できます。

授業でも利用でき、生徒がICT端末から投稿した意見や解答をリアルタイムで共有したり、生徒が自宅にいながら、配信された教材や小テストに取り組むこともできます。

先生・生徒・保護者の3種類のアカウントがすべて無料で利用でき、金銭的な負担がないことも特徴です。

ツール名Edmodo
ジャンルSNS
提供会社Edmodo、Z会グループ
対象小学校、中学校、高等学校
導入実績工学院大学附属中学校・高等学校、東京学芸大学附属小金井小学校、同志社中学校ほか
費用無料

STOPit|報告ツール

引用:STOPit(未来の教室 EdTechサービス一覧)

ここがポイント
・「いじめ」を匿名で報告・相談できるアプリ
・いじめに苦しんでいる子供、見つけた子供たちが、いつでもどこでも相談可能
・報告・相談の受け手が、連絡してくれた子供たちを適切に対応、管理できる

STOPitは匿名のいじめ相談・報告ツールです。いじめに苦しんでいる子供、見つけた子供たちが、いつでもどこでも匿名で相談可能なアプリです。

管理ツール「DOCUMENTit(ドキュメントイット)」により、先生や、相談窓口を担当する報告・相談の受け手が、連絡してくれた子供たちを適切に対応、管理することができます。

ツール名STOPit(報告ツール)
ジャンル報告ツール
提供会社ストップイットジャパン株式会社
対象小学校、中学校、高等学校
導入実績全国8の自治体及び私立学校がSTOPitアプリの提供及び啓発事業(いじめ防止授業、情報モラル講演)を提供
費用児童生徒一人当たり数百円/年

SENSEIノート|先先生向けサービス

引用:SENSEIノート

ここがポイント
・全国の先生とオンライン上で意見交換ができる
・教材や資料共有機能があり、授業に活用できる
・校種、科目別などカテゴリごとに交流できる

SENSEIノートは先生向けSNSサービスです。全国の先生とオンライン上でつながり、意見交換ができるのが最大の特徴です。

テキストコミュニケーションだけでなく、教材や資料の共有機能があり、授業に活用することができます。

「ICT活用」や「YouTubeの授業活用」など、最新のトピックついて、先生同士で意見が交換できます。

ツール名SENSEIノート(先先生向けサービス)
ジャンル先生向けSNS
提供会社株式会社ARROWS
対象各種学校の先生
費用無料

Findアクティブラーナー|先生向けサービス

引用:Findアクティブラーナー

ここがポイント
・2,000以上の動画掲載数を誇る教員向けのオンライン学習サイト
・先進的な取り組みをしている授業動画も充実、自校に活かせる
・記事コンテンツや教材販売も

Findアクティブラーナーは2,000以上の動画掲載数を誇る、日本発の教員向けオンライン学習サイトです。

専門家の講義やシンポジウムなどの動画のほか、先進的な取り組みをしている授業動画も充実しているので、自校での授業に活かすことができます。

動画だけでなく、記事コンテンツや教材販売も手掛けており、教育関係者が総合的に学べるサイトになっています。

ツール名Findアクティブラーナー(先生向けサービス)
ジャンルオンライン学習サイト
提供会社株式会社Findアクティブラーナー
対象小学校(低学年・中学年・高学年)、中学校、高等学校、特別支援、大学・社会人、その他
導入実績個人ユーザー数 : 約32万人(累計)、教育機関ユーザー数 :公立・私立含む学校約650校(2018年実績)
費用個人向け:無料、有料(文字コンテンツプラン500円/月、プレミアムプラン980円/月、ダイヤモンドプラン1,980円/月)学校・法人向け : 小・中学校35,000円/年、高校・中高一貫校70,000円/年

失敗しない!学習支援ツール導入前のチェックリスト

ここからは失敗しない、学習支援ツール導入のチェック項目をを解説します。最低限、チェックしてほしい項目になりますので、これからツール導入や検討を進める先生は、ぜひお読みください。

学習支援ツール導入前 チェックリスト
1.導入の目的は明確か?
2.最低限、必要な機能はなにか?
3.ツールは有料か無料か?無料版の機能制限は?
4.インストールが必要か、ブラウザで使用可能か
5.学校で使っている端末のOSに対応しているか?
6.先生と生徒にとって使いやすいか?
7.トラブル対応の方法

1.導入の目的は明確か?

まず、なんのために学習支援ツールを導入するのか、導入した結果、どのような状態になってほしいのか、つまり導入目的を明確にします。

特に教科の学習を支援するツールはとてもたくさんあり、機能も多岐にわたるため、目的が明確でないと、どの機能が必要なのか、どの機能を優先すべきなのか、といったことがわからなくなってしまいます。目的が明確であれば、複数の候補があるときにも迷いにくくなります。

2.最低限、必要な機能はなにか?

ツールはなんとなく良さそうだから、利用者数が多いから、という印象で選ぶのではなく、まずは必要な機能を書き出すことから始めてください。そこから、最低限必要な機能はどれかを明確にし、その他の機能は目的と照らし合わせて優先順位をつけておきましょう。

そうすれば、複数のツールの候補があっても、どれを優先すべきかが明確なため、選定に迷うことが少なくなります。

3.ツールは有料か無料か?無料版の機能制限は?

この記事で紹介したツールも、無料で使えるもの、機能によっては有料になるものなど、バリエーションがあります。無料版に機能制限がある場合は、必要最低限の機能を満たしているか、必ず確認してください。

機能だけでなく、データの保存期間(無料は1年、有料は無期限、など)や保存容量、アカウント数などに制限がある場合もあります。数年にわたって利用する見込みがある場合は、その先を見越して機能や予算を検討して下さい。

4.インストールが必要か、ブラウザで使用可能か

LINEなどのスマホアプリのように、端末にアプリをインストールするタイプか、ブラウザ(Chrome、Safariなど)でアクセスするタイプかでメリット・デメリットが異なります。

インストールタイプの特徴

メリットインターネットがなくても操作可能(一部)
デメリット最初にすべての端末にインストール作業をしないといけない
アプリの更新が必要

ブラウザタイプの特徴

メリット機能が自動で更新される
デメリットインターネットがないと使用できない

5.学校で使っている端末のOSに対応しているか?

タブレットにはAndroid端末とiOS端末とがあります。ブラウザタイプであれば問題ないのですが、インストールタイプのツールの場合、Android端末とiOS端末どちらかにしか対応していない場合があります。先に確認しておかないと、いざインストールしようとしたらできない、という事態になりかねません。

6.先生と生徒にとって使いやすいか?

操作感は事前に必ず確認しましょう。良い機能があったとしても、使い勝手が良くなければ逆に授業の効率を落としかねません。操作のわかりやすさ、処理スピードなどを事前に確認しましょう。

7.トラブル対応の方法

すでにオンライン授業やツールを使ったことがある方はイメージしやすいと思いますが、システムやツールにトラブルはつきものです。トラブルシューティングや、使い方がわからない場合なども含めた、広い意味でのトラブル対応にどこまでサポートがあるかも確認しておくと安心です。

操作マニュアルは充実しているか、緊急時に電話対応してくれるのか、チャットのみなのか、対応時間は、など事前に確認しておきましょう。

まとめ

学習支援ツールについて解説してきました。ツール活用によって、先生や生徒の負担が減り、学習効率が上がり、さらにツールでしかできない付加価値を実現できます。

学習支援ツールは教科特化型、オンライン授業支援、アンケーツールなど多岐にわたります。事前のチェック項目を意識して導入することにより、より良い学びが実現されるでしょう。

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ABOUT ME
この記事を書いた人:Study Valley 編集部
探究No.1メディア”Far East Tokyo”編集部です!執筆陣は、教育コンサルタント、元教員、教育学部大学院生など、先生方と同じく、教育に熱い思いを持つStudy Valleyのスタッフ陣です。子どもたちがわくわく探究する姿を思い浮かべながら制作しています!先生方のお役に立ちますように。Twitterフォローで記事更新情報が届きます。
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【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

田中 悠樹|株式会社Study Valley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社Study Valleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。