探究学習

【レポート】宮崎商業高校1年生、ひなた探究プロジェクトを通じ地元企業の課題解決アイデアをプレゼン

地元宮崎の企業が抱える活きた課題を解決する探究学習を行っている宮崎県立宮崎商業高等学校(宮崎県宮崎市、以下、宮崎商業高校)は、2024年2月13日 (水) 、県内7企業とともに、第六回目の授業(全七回)で、探究学習成果発表会を行いました。

宮崎商業高校は2022年4月より始まった「探究学習(総合的な探究の時間)」を通じ、宮崎県の企業が抱える活きた課題に取り組み、新たな魅力創生につながるオリジナルプラン作成を目指す、地域探究を行っています。現在、7学級7企業のリアルな課題に挑戦しています。

【高校の探究担当の先生へ】
当メディアを運営する私たちStudy Valleyは「社会とつながる探究学習」を合言葉に、全国の高等学校様へ、探究スペシャリストによる探究支援と、社会とつながるICTツール「Time Tact」を提供しています。

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【宮崎県内の高校生と地元企業をつなぐ「ひなた探究」】

探究学習は、変化の激しい社会に対応できる、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にした学習で、①問題設定、②情報の収集、③分析、④まとめ・表現、というプロセスを繰り返すプロジェクト型の学習です。2022年4月から高校で必修化されています。

また、これまで文部科学省は、地域の学習環境を活用し、実社会や実生活の課題を取り上げ、教員以外のメンバーも参画した「チームとしての学校」を提唱してきました(【総合的な探究の時間編】高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説より )。

教育効果に加えて、教員の働き方改革の文脈でも注目を集めている学校の地域連携は、探究学習においても、重要とされています。

株式会社テレビ宮崎(以下:UMK テレビ宮崎と株式会社StudyValley(以下 StudyValley)は 、2022年度からICT教材(TimeTact)で高校生の探究学習をサポートする「ひなた探究」を実施しています。探究学習という新しい授業の中で、宮崎県内の高校生と企業をつなぎ、地元の大人が一丸となって高校生の探究学習をサポートし、地域の人材育成と新しい価値の創造を目指す取り組みです。

【宮崎商業高校探究活動概要】

開催概要開催日:2024年2月13日(土)
方法:対面
参加企業(順不同)株式会社マルイチ株式会社クボタ住宅株式会社ハンクディーシー株式会社高嶺木材宮崎日産株式会社株式会社F・C株式会社宮崎ファクトリー
実施内容1. 生徒による探究成果発表(2分×6班)
2.その内容についてディスカッション、企業からのフィードバック(3分×6班)
3.参加企業による総括
実施のねらい地元の高校生と企業が直接結びつくことで、新たな地域価値創造を一緒に目指す

【探究成果発表会の内容】

去年の12月から取り組むこの活動は全七回(本時は第六回)で行われました。

第一回、二回では個人で考えた解決策をもとに、考えの近い生徒同士でグループを組み、解決に向けて企業への質問事項を整理しました。第三回で、各企業の方々に参加いただき、グループで考えた質問をし、課題を鮮明にしました。第四回、五回で企業の声をもとに解決策をブラッシュアップし第六回の探究成果は俵に向けての準備をしました。第六回(本時)で再び企業の方々に来ていただき、探究した成果を発表し、各企業の方々からのフィードバックをいただきました。第七回ではこれまでの探究の取り組みを振り返り、2学年に向けてのまとめを行います。

生徒が取り組んでいる探究テーマ

学級企業テーマ
11HR株式会社マルイチ地域で経済の好循環を作ろう!食べ物を通してSDGs的地域内リサイクル型社会を創出するには?
12HR株式会社クボタ住宅「安心・安全な住宅」を得る事ができない!?住宅弱者問題を知り、解決策を考えてみよう
13HR株式会社高峯木材地域と社員を大切にする優良企業の秘密に迫ろう!- 高嶺木材の経営戦略を学ぶ
14HR株式会社宮崎ファクトリー「新たな当たり前」を考える。スーツの新たな活用の場を提案してみよう!
15HR株式会社F・C私たちの安全を守るAIについて調べよう
16HR宮崎日産株式会社最近多い電気自動車って良いの・・・? ”陸の孤島”宮崎県にとって価値ある自動車社会とは
17HR株式会社ハンクディーシー強い「ブランド」を作り、宮崎の魅力をアピールする施策を提案しよう!

発表の様子を一部ご紹介します。

強い「ブランド」を作り、宮崎の魅力をアピールする施策を提案しよう!(株式会社ハンクディーシーというテーマで探究をしたグループは、生徒自身が普段使っているInstagramやTikTokといったSNSを通してブランドの魅力を発信し、アピールする提案をしました。

企業の方からは、「実際にターゲットとなる年齢層はどのような層なのか、また、その人たちはどんなSNSをよく使うのか考えると届けたい人に届くのではないか」といったフィードバックがありました。

私たちの安全を守るAIについて調べよう(株式会社F・C)というテーマで探究をしたグループは、信号機にカメラを設置し、異常を検知したら知らせるAIを作るという提案をしました。

企業の方からは、「プレゼンする際に、どれだけ自分達が事業内容を理解しているかが大切で、実現可能性を大きくするためにも大切。プレゼンでメリットとデメリットが提示できていてよかった」といったフィードバックがありました。

「新たな当たり前」を考える。スーツの新たな活用の場を提案してみよう!(株式会社宮崎ファクトリー)というテーマで探究をしたグループは、若者にスーツの魅力を伝えるために、ポップで若者ウケするような看板の制作を提案しました。

企業の方からは、「今設置している看板が情報を伝えるだけで、若者にとって魅力的ではなかったので、良いアイデアをもらった。発表の中で一番言いたい事がはっきり分かったので良かった。例えば『ポスターはどこに貼れば効果的か?』など、ターゲットと場所を考えられると、さらに良くなるのではないか。」といったフィードバックがありました。

地域と社員を大切にする優良企業の秘密に迫ろう!- 高嶺木材の経営戦略を学ぶ -(株式会社高嶺木材)というテーマで探究をしたグループは、加工時に出る端材を使って、アロマウッドや歯ブラシを作るという提案をしました。

企業の方からは、「よく会社のことを調べて、製品の特徴を理解した製品を提案してくれた。調べて、理解してくれた事が嬉しい。改善点としては、特に商業高校ということで、人件費や生産体制など、資金的に実現できるかという商業的な視点で考えられると良い。」といったフィードバックがありました。

探究成果発表に参加した企業の方の感想

テーマの独創性や、探究プロセスがしっかりしていたことを評価していただきました。企業目線での鋭いフィードバックもありましたが、熱心に探究に取り組む高校生を応援する声が非常に多く寄せられました。

参加企業からの感想(一部)

  • 面白い企画が出てきて非常に良かった。アイデアを頂けたので持ち帰りたい
  • このような活動が県全体で広がると面白い
  • 短い時間でよくまとめられていて、よく頑張っていた
  • 高校生にとっては、わかりにくい仕事だとは思うが、知ってもらえて良かった

宮崎商業高校 丸尾先生のコメント

活動終了後に探究学習を担当した丸尾先生にお話を伺ったところ様々なご感想をいただきました。(以下丸尾先生のコメント内容)

  • 教員それぞれが専門科目を持つが、探究学習の専門はない。その中で企業の方々に実際に足を運んでいただき探究活動を行うことで、時間数が少ない中ではあったが、充実した活動になった。
  • 今回の探究をきっかけに一人でも来年の探究につなげられた生徒がいれば嬉しく思う
  • 来年度もひなた探究に取り組みたい

今後もStudy Valleyとテレビ宮崎は、ひなた探究を通じ、県内企業と高校生をつなぎ、探究学習を進めていきます。

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代表:田中
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【この記事の監修者】

田中 悠樹|株式会社StudyValley代表

田中 悠樹|株式会社StudyValley代表

東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券→リクルートホールディングスに入社。同社にて様々な企業への投資を経験する中で、日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に株式会社StudyValleyを創業。
2020年、経済産業省主催の教育プラットフォームSTEAM ライブラリーの技術開発を担当。
2024年、経済産業省が主催する「イノベーション創出のための学びと社会連携推進に関する研究会」に委員として参加している。